知の塾との出会い
我が家では、子どもが生まれてすぐに小学校は地元の某有名小学校に入学させたいと考えていましたので、幼稚園に入園前から大手の受験塾に通わせていました。
入塾して初めの頃は順調に頑張っていましたが、新年中になったぐらいから、クラスの人数も増えていき大人数の中でプリントをこなすだけの日々に、子どもの意欲が下がってきているのを感じました。そのような状況で親としては余計に必死になり、テストで満点が取れないと子どもに怒ったり、イライラしてしまうことが増えていきました。
このままではいけないと思いながらも、勉強はさせていかなくてはいけないので、小学校受験は本当に親が大変だと思い知らされました。
どうしたら子どものやる気が出るのか、頑張っていけるのかを考えたところ、そもそも何のために受験をするのか、という原点まで立ち返ることになりました。その時に、何の疑いもなく某有名小学校を目指していたことが、幻想であったことに気づきました。今思うと、学校のこともよく知らないのに、有名だということだけで目指すべきと思い込んでいたと思います。学校のことを調べれば調べるほど、本当は行かせたいと思う学校ではない、ということがはっきりしていきました。
一から志望校選びをスタートさせて、「洛南高等学校附属小学校」を検索した時に、知の塾を見つけ、洛南小学校受験専門塾であることを知りました。洛南小学校のことは何も知りませんでしたが、知野先生の動画を拝見し、洛南小学校は全国でも数少ない進学校の附属小学校であることや、十二年間一貫教育であることのメリットなどを知り、このような学校でぜひ子どもを学ばせてやりたいと初めて心から思いました。
なんとなく敷居が高いのではと思って、恐る恐る知の塾のホームページにメールをしてみましたが、知野先生はすぐに返事を下さり、後日電話でも相談にのって下さいました。知野先生は気さくに質問に答えて下さり、具体的に先の見通しを立てて下さったので、これまで悩んで過ごしていた日々から、その日を境に抜け出すことができました。
知の塾での一年間
知の塾での一年間は、決して楽ではありませんでしたが、知の塾で出会った3人の仲間と切磋琢磨することによって子どものやる気がどんどん上がり、粘り強くなりました。最後の夏休み講習では授業で高得点が取れると、子どもたちはお互い拍手して喜び、讃え合っていました。
「絶対に一緒に洛南小学校に合格する!」という目標があったので、毎回の授業でも刺激し合える空気がありました。
この友情が十二年間続くと思うと親としても本当に嬉しいことです。我が家は往復二時間かけての通塾でしたが、子どもが行くのを嫌がることは一度もありませんでした。
知の塾で教えていただいたこと
知の塾は、ただペーパーの解き方を教えてくれる「場」ではありません。
知野先生は子どものことを一番に考えて下さいました。その上で親としての在り方を示して下さいましたので、我が身を省みることで、親としてこの一年、本当に成長できたと思います。親としての至らなさを感じて、くじけそうになった時にも、いつも温かく受け止めて、共感して下さいました。
同じ世代の子を持つ親として、先生のアドバイスはいつも心に響くものばかりでした。