第一子である長男の受験の際、知の塾でお世話になり、洛南高等学校附属小学校にご縁をいただくことができました。知野先生のご指導は素晴らしく、第二子である長女も、ぜひ知の塾でお世話になりたいと思っておりました。兄弟関係ではありますが、大手塾の模試で偏差値55以上を取ること、が入塾条件であることには変わりなく、その点でも気が引き締まりました。洛南小学校入学に向けて、意識の高いご家庭と共に学べた約一年間は、私たち親子にとって、かけがえのない経験となりました。
大手塾では、合格というゴールが一旦あり、合格後に入学に向けてのクラスが新たにスタートする、というパターンが多いかと思います。知の塾では、洛南小学校入学がゴールではなく、入学後の勉強を見据えた指導をしてくださるため、受験勉強と並行して、入学後の準備を進めることができます。それは一見大変なことに思えますが、結果的に、受験勉強に通ずることが多くあり、むしろ効率的だった、と長男の経験からも身にしみて思います。
さらに素晴らしいと思う点は、「入学後の指導の手厚さ」です。入学後も、相談を個別に受けてくださること等、想像以上の手厚さでした。受験期は「合格すること」に精一杯になってしまいがちですが、実際は入学後の方が先は長いのです。洛南小学校に入学し、学んでいる現在、知の塾の本当の良さ、を改めて実感しています。
知の塾では、洛南小学校に入学するための受験勉強、入学後の準備、など勉強面に関することだけでなく、親が洛南の精神について、より深く学ぶことができます。ほぼ毎月行われる作文講座や面談では、大変多くのことを学ばせていただきました。学校での勉強は、もちろん難しいことも多いですが、「無理」と決めつけず、むしろ親子で難しいことに挑戦していける現在の環境に心より感謝しております。このように思えるのも、知の塾での教えがあったからこそ、です。そして、入学後も継続するフォローのおかげだと思います。そのため、長女の入塾に関して、何の迷いもありませんでした。
私自身、親として小学校受験は二度目の経験となるため、ある程度の流れは理解しているつもりでおりました。しかし、長男と長女は得意分野・苦手分野だけでなく性格も全く異なり、同じように進むわけではありませんでした。某幼児教室の模試で、二度続けて思うような点数が取れず、不安そうな顔をしていた時期があります。精一杯励ましているつもりが、逆にプレッシャーを与えてしまっていたのではないかと反省する反面、やはり、やるからには必ず合格を勝ち取りたい…という複雑な心境でした。
知野先生に相談すると、すぐに対応してくださいました。知野先生は、模試の点数や偏差値だけを評価するのではなく、個別に必要な点を指導し、課題をくださるので、知野先生の仰ることを信じてついていけば大丈夫だ、という安心感がありました。また、日々頑張っているのに、その模試では得点につながらず、不安そうな表情をしている娘に対して、親以上に気にかけ、何日もかけて寄り添い、励まし、自信をつけてくださったことが、何より嬉しく心強かったです。
いつも娘が「楽しかった」と、とびきりの笑顔で帰ってくるのが印象的でした。知野先生が個別に出してくださる課題にも、素直に取り組んでおり、信頼関係が築かれているということが、よく分かりました。試験直前である九月に入ってからの、娘の自信に満ち溢れた表情は、今でも忘れられません。手厚いご指導と、どんな時も寄り添い、支えてくださった知野先生には心より感謝申し上げます。
今後とも末長く、よろしくお願いいたします。