小学校から洛南?それとも中学受験に挑戦?
洛南小学校の受験を考えるとき、何を迷うかといえば、やはり小学校から洛南に行くのか、それとも中学受験を選ぶのか、という選択になります。こればかりは、小学校から洛南に行って良かったというご家庭もあれば、中学受験をして良かったというご家庭、どちらもあるのですから、ご家庭の好みで決めて頂くしかありません。ちなみに、私は小学校から娘を洛南に通わせて本当に良かった派です。
中学受験、親子関係を破綻させることなく乗り越えられるのか?
私自身、大手塾に勤めていたときに中学受験に携わっていた時期がありました。まだ独身で若かったので親子関係への深い理解はありませんでしたが、独身だった私から見ても、中学受験をするとこれほど親子仲が険悪になるものなのかと思う事件が数え切れないほどありました。
思春期真っ只中の子どもを熾烈な戦いに送り出すことを想定した上で、受験当日に子どもの心身両方のコンディションがピークに達するように調えることをやり遂げて、子どもの第一志望校合格を勝ち取る。さらに、良好な親子関係を構築することを両立してしまうという離れ技ができるスーパーお母さんがいます。心からの尊敬しかありません。
そうなれそう、とか、そうなりたいと思う方は、迷いなく中学受験のみを選んでいるので、このホームページには辿り着いていない、これを読んでいないと思いますから、ここからは、なぜ小学校から洛南なのか、という道筋で話を進めたいと思います。
勉強も習い事も、家族の思い出づくりも諦めない道
野球、サッカー、水泳、バレエ、スキー、スノーボード、フィギュアスケート、柔道、空手、体操、ピアノ、バイオリン、チェロ、フルート、囲碁、将棋、絵画、英会話。
洛南小学校に進学した知の塾生の習い事です。
感性豊かな小学生時代に多くの体験をさせたいというご家庭が多く、好きな習い事をさせてやりたい、人生を豊かに生きていってほしいと考えておられます。中学受験で塾漬けになると、好きな習い事を犠牲にして、多大な時間を塾に注ぎ込まねばなりません。
知の塾生の洛南小学校入学後の勉強は、学校と家庭学習を中心に据えて、模試、特別講座、短期講座を活用したり、家庭教師をつけるなどして、高いレベルの学習を行なっています。
夏休みの長期休暇中に親子留学をするご家庭もあります。中にはお子様だけで短期留学をするケースも。中学受験に追われないので、英語に力を入れた学習が可能になります。
長期休暇中は、宿題や勉強道具を持って、実家に帰省したり、海外旅行や国内旅行をすることもできます。実際に私も、主人と私と娘の3人で車で九州一周旅行をしたことがかけがえのない一番の家族の思い出になっています。もちろん、勉強道具や仕事道具を積んでいきました。
夏は海、山、プール、冬はスキー。小学生だからこその家族との幸せな思い出が人生を豊かに生きる土台になると考えています。
洛南小学校からの内部進学生は、中学で外部生についていけるのか?
結論から言うと、ついていける子もいれば、ついていけていない子もいます。底辺層もいますし、逆についていくどころか、超上位層に立派に入っている内部生が何人もいます。
知の塾生は、中学入学と同時に鉄緑会に入る生徒も多いのですが、鉄緑会の校内模試でランキング上位にのっている洛南小内部進学生の名前が見られます。学校だけではなく、鉄緑会(東京も大阪も合わせて)で内部生からトップ層に入っている子もいるということです。
そもそも高い能力を持っているAくんが、中学受験で洛南に入ろうが、洛南小学校から中学に内部進学をしようが、一生懸命勉強をしたという努力の過程は一緒であるということです。もしかすると、塾という強制的なレールに乗らずに洛南小学校で自主的に勉強をして、そこまで辿り着いた方が自ら取り組む力はついていると言えます。
中学受験では、受験後に燃え尽き症候群になってしまうことが実際にあります。
もう塾は嫌だ、一旦休ませてと、中学受験で塾生活にうんざりする子も多くいますし、せっかく合格したのに不登校になる生徒が相当数出てくるのが中学受験です。
親として子どもを元気づけるために「中学に入るまで頑張ろう」と言ってしまうことがあるようですが、合格後に中学に入ったらまた塾に通うと聞いて嫌になってしまうケースもあります。本当にギリギリのところでやっているので、思わずそう言ってしまう気持ちもわかります。しかし、多くの日本人にとって最大の受験は大学入試になるわけですから、中学に入ったら終わりということはまずあり得ません。進学校であればなおさらです。
むしろ、中学・高校に入ってからが入試対策の本番なのです。洛南のような中高一貫教育を実施している学校に入学すると、このことをより思い知ることになります。
親の見通しが子どもの未来を変える
洛南小学校から中学へ内部進学する時、
これが多くの親にとって最大の懸念点となります。
親の先の見通しが立っていない、もしくは、親の見通しが甘かったという理由で、洛南中学進学に値する学力がついていないケースも多々あります。親の私たちが力をしっかりつけていくことが大切です。
知の塾では、洛南小学校合格はもちろんのこと、洛南中学進学、そして、その先をも見据えた指導を行なうことでこの懸念点をカバーしています。塾でのお子様への直接指導も大切ですが、保護者勉強会・保護者の個別サポート・保護者への情報提供を最も大切にしています。
「ウチの子はやっていけるだろうか?」
多くの方が思うことであり、実際に私自身、この質問を何度も受けたことがあります。必ずその子に合ったやり方があります。それを親がしっかり把握していることが大切です。
知の塾しか語れないこと、知の塾しかできない未来を見据えたサポートが多くあります。
小学校受験だけを見ていては視野が狭く、せっかく洛南小学校に行ったのに、中学に行って大変なことになってしまった...となりかねません。大手塾も一般的な塾も、本当の意味で先の未来に向けて必要なことを語ることはできていません。
親は我が子の家庭教師です。
家庭教師の実力アップなくして、我が子の成長はありません。大切なお子様が洛南小学校時代に幸せな時間を過ごして、豊かな人生を歩んでいくための洛南生活になるように、洛南小学校入試はもとより、洛南小学校入学後、さらに洛南高等学校附属中学校に進学後も見据えて、知の塾はご家庭と共に歩んでまいります。