代表挨拶

洛南小学校受験専門進学塾　知の塾
代表　知野永理子

こんにちは、洛南小学校受験専門進学塾 知の塾 代表を務めております知野永理子です。

京都には、洛南小学校だけではなく、多くの私立小学校があります。
立命館、同志社、京都女子、すぐ近くの高槻には関西大学初等部もあります。
国立も入れると、京都教育大学附属や、大阪教育大学附属もあります。

その中で、なぜ、洛南小学校受験専門進学塾を立ち上げたのか。

知の塾の他に洛南小学校専門の塾はありません。
ここでは、知の塾の開業の思いとこれまでの歩みを知って頂くことで、知の塾が何を目指しているのか、ご理解を深めて頂ければと考え、書いております。

少々長くなりますが、ゆっくりお読みいただければ幸いです。

洛南小学校、開校

大手塾を退職後、独立して自宅にて小学校受験塾を開業をして間もなく、洛南高等学校附属小学校が開校するという知らせが入りました。

「あの洛南が、ついに小学校を開校する。」

洛南と言えば、言わずと知れた関西を代表する進学校です。
その洛南が小学校を開校するとなれば、期待せずにはいられませんでした。

一方で、一抹の不安も感じていました。

これまではどの私立小学校も、新しくてモダンなデザインを取り入れた校舎を建て、最新設備の導入に惜しげもなく資金を投下していました。
たしかに見た目は素晴らしい。設備も申し分ない。

しかし、その真新しい校舎に、自前ではなく他所（よそ）から採ってきた教師を教壇に立たせ、「さぁ、できました」と宣伝をする。

そこに本当に中身があるのかどうか？
良いように見えるけど、本当のところはよく分からない感じを、正直受けていました。

ちょうど、お預かりしていたお子様の中に、開校を知って洛南小学校を志望するご家庭があったこともあり、期待と一抹の不安を感じつつ、塾向けの開校説明会へ足を運びました。

洛南が作る小学校とは、どんなものなのか？
これまでの私立小学校の二番煎じなのか？
それとも・・・。

衝撃の開校説明会

説明会の内容は、私にとって稲妻が落ちてきたような衝撃的なものでした。
説明会の内容を私なりにお伝えすると、以下になります。

他の方がどう受け取ったか定かではありませんが、私は心が震える思いをしました。

まず、今まで、本気で「東大・京大・医学部を見据えた小学校からの一貫教育」を考えた学校があったでしょうか？
私の知る限り、関西にそんな小学校はありません。
私は首都圏でも小学校受験の塾教師をやっておりましたが、東京でもそんな学校はごくわずかです。

また、学力偏向ではなく、十二年かけて本気で人間教育を行う。
７歳という純粋で真っ白な時期から、弘法大師空海の教えを聞いて育つ子どもたち。
高野山合宿や善通寺合宿があるのは、洛南ならでは、です。
私たちが入りたくても入れてもらえない聖なる地。
幼い頃から共に学んで来た友人と空海ゆかりの聖域で過ごす時間はかけがえのない人生の宝物です。

説明を聞けば聞くほど、「この先生方は本気だ」と感じました。

なによりも、白潟校長先生、菊池先生をはじめ、洛南高等学校の第一線で活躍している先生方を洛南小学校に異動をする、というのが決定的でした。

この先生方は、東大・京大・医学部への輝かしい合格実績を出してきた先生方です。
洛南高等学校にとってなくてはならない先生方です。

その、これまで絶対的な存在であった先生方を、小学校に異動する。

これはかなり思い切った人事異動です。
下手をすれば洛南高等学校の合格実績を犠牲にするかもしれない人事でした。

それを、洛南は断行した。
洛南の凄まじいまでの本気さ、熱意を感じ、私は再び心が震えました。

洛南小学校の開校説明会が、他の人にとってどうだったかはわかりません。
しかし、私にとっては「ついに、本物の人間教育を十二年間かけて実現しようとする小学校が関西に出てきたか」という衝撃の一日だったのです。

私が独立してすぐのタイミングで洛南小学校が開校するということが、何かこの学校１本に絞りなさいという天のメッセージに思えました。

洛南専門となることを決意

その後、洛南小学校を志望した知の塾生が、洛南小学校に合格しました。
合格後、秋から始まった入学前授業の様子をお聞きするに及び、さらに洛南への思いはどんどん強まりました。

せっかく独立し、知の塾を起業したのだから、私はこの素晴らしい洛南の教育を我が子に受けさせたいと熱望するご家庭の子どもたちを指導したい。

その子どもたちを知の塾でしっかり鍛えて、洛南小学校に送り出したい。

知の塾で身につけた学力、思考力、持久力、体力を持って洛南小学校に入学すれば、入学後もトップクラスの成績を出せるに違いない。

入学後は、洛南の先生方に鍛えて頂き、ぐんぐん伸びていき、東大・京大・医学部など、自分の夢を叶える道を突き進むに違いない。

この強い思いに突き動かされて、知の塾を洛南小学校受験専門とすることを決断いたしました。

洛南小学校専門となって１０年

知の塾が洛南小学校専門となってから、10年が経過しました。
この間に、私の娘も洛南小学校を受験し、無事ご縁を頂きまして入学させて頂きました。

この、我が子の洛南小学校受験を経験したことは、私の中で非常に大きな経験・財産となりました。これまでは教師としての立場から洛南小学校受験の指導をしてまいりましたが、母親として娘と二人三脚で日々の家庭学習に励み、洛南小学校受験をやり切ったことは、新たに多くの気付きを与えてくれました。

塾の教師という立場と親の立場、その両方を経験することで、知の塾は次のステージに進んだと感じています。

そしてさらに時は流れ、濃密な６年を経て娘が洛南小学校を卒業し、洛南高等学校附属中学校に進学を致しました。親として娘と共に６年間の洛南小学校生活を送ることで、また新たな気づきを得ました。

この６年間を過ごしてみて、やはり親として「本当に洛南小学校にご縁を頂けて良かった」と心から感じています。

これまで、知の塾から多くのご家庭が洛南小学校に入学しました。私の娘もそうでしたが、各ご家庭からお子様が毎日元気に、楽しい学校生活を送っている様子をご報告いただいています。

とはいえ、順調な学校生活を送っているご家庭には、やはりそれなりの理由があります。

知の塾の使命は、中学受験ではなく、洛南学園の小・中・高12年間一貫教育を我が子に受けさせたいと熱望するご家庭のために、未来を見据えた英才教育を行うことです。

そういったご家庭のために、私の持てる力の全てを尽くす決意でおります。

入試において、合格をつかみ取るのは、ご家庭です。
ご家庭の努力あってこそ、お子様の飛躍的な伸びが生まれます。
その先に、合格があります。

私は、洛南小学校への進学を熱望し、努力を惜しまないご家庭のために、遠回りをしたり、道に迷ったり、足踏みをしたりすることなく、最短距離でトップクラスへと登っていく道案内をいたします。
未来のために親子で努力を惜しまないご家庭と共に、知の塾はこれからも歩んでまいります。

知の塾とは何か

洛南小学校専門の塾として約10年間やってきて思うのは、知の塾とは洛南小学校合格を目指すご家庭にとってのシェルパである、ということです。

シェルパとは、チベットに存在するヒマラヤのガイドです。シェルパ以上にヒマラヤを知る者はなく、それはどんな登山家をも凌ぐでしょう。チベットに生まれ、ヒマラヤと共に育ち、ヒマラヤを生業としている彼らが持つ特異性であり専門性が、彼らを特別な存在にしています。

いくつかの要因が重なり、洛南小学校はおそらく日本国内で最も高いレベルの授業を行なっている小学校の1つだと思います。言わばエベレストなのです。近年少し方針を変えてきてはいますが、依然レベルが高いことに変わりはありません。

エベレストで山を登るのは登山家です。シェルパがおぶって登るわけではありません。シェルパは状況に応じたアドバイスをしてエベレスト山頂に導く案内役なのです。

同じように、受験をするのはあくまでご家庭でありそのお子様です。もちろん知の塾はハイレベルな授業を行いますが、どんな受験においても家庭学習なくして合格はあり得ません。しかし私の経験上、家庭学習をどのように進めれば合格に近づくのかを正確に理解しているご家庭はあまりありません。親として小学校受験をそう何度もこなすわけではないので、これは仕方のないことです。

初めて洛南小学校受験（もしくは小学校受験そのもの）に挑もうとするご家庭にとって、エベレスト山頂までのルートが見えることはまずありません。
例えば、以下のことに明確に答えられるでしょうか？

ちなみに洛南小学校が開校してから、知の塾が洛南小学校対策の教材を編纂し続け、システム環境も含め「これで一通り揃った」と思えるようになるまで６年を必要としました。もちろんその後も改訂を重ねています。これを一般のご家庭で準備するのはほぼ不可能です。

シェルパのガイドがなくともエベレスト山頂に到達できる可能性が常にあるのと同じく、塾の助けを借りずとも洛南小学校に合格することは可能です。

異なるのは、そこに至る確率です。
専門家の助けを借りることで、目標の到達可能性を上げる、ということです。

洛南小学校に合格することは、エベレスト登頂ほど難しいことではありません。しかし、洛南小学校受験は人生で一度しか受けることはできず、我が子の将来に関わります。だからこそ、親として悩むのです。

知の塾の使命は、シェルパのごとくご家庭と共に歩み、授業だけでなくそのご家庭の状況に合った家庭学習をアドバイスし、そのご家庭が本当に必要とする教材を提供することです。そして単に合格のみを目指すのではなく、合格後の学習計画も見据えています。

知の塾は、保護者を我が子の教育プロジェクトの共同パートナーと捉えています。家庭と塾の連携によって幼児期の子どもを導きます。全てを塾任せにしたい方は知の塾には向きません。

教育に高い情熱を持っているご家庭　ー「この子に充実した良い人生を送ってもらいたい」という強い想いがあるご家庭がある限り、私は知の塾をやり続けるでしょう。なぜなら、それこそが私自身の想いでもあるからです。この共通した想いがあるからこそ、高いシナジーが生まれ、子どもたちに変化をもたらします。その変化する様子を見て、感じることが私にとっての幸せなのです。

代表略歴

進学塾大手の「京進」および「伸芽会」にて経験と実績を積む。

京進では、中学入試算数・高校入試英語・高校入試数学・大学入試文系数学を教え、教室長やエリア責任者を務める。小学入試課「ぷれわん」の新規事業立ち上げに抜擢され、開校初年度から立命館小・同志社小の合格率100%を達成。

また当時、京進が教務提携していた「こぐま会」の東京恵比寿本校にて２年間の研修を受けながら実際の授業もこなし、数学者遠山啓が提唱する「数学的認識の原型」を育てる幼児教育を体得。合格実績を出せる教師としての実力を確固たるものとする。

伸芽会には京進での実績を高く評価され、社長面接のみで入社。伸芽会の関西１号教室の立ち上げに携わる。担当クラスで驚異的な合格率を出した実績により、東京へ栄転し、銀座教室教室長に抜擢される。銀座教室では、就任１年目にして生徒数増加のため、拡大リニューアルを手がける。

暁星、立教女学院、東洋英和女学院、光塩女子学院、筑波大附属、東京学芸大附属竹早、桐蔭学園など数々の難関小の合格実績を首都圏においても上げる。

出産・育児休暇を経て京都へ戻った後、「知の塾」を開業。

洛南高等学校附属小学校開校を機に、「知の塾」を洛南小学校受験専門とすることを決断。

2017年、自身の娘の洛南小学校受験を経験し合格。